芸は身をタスク

事業というものは、収益性と永続性の両輪で走っています。儲からない構造が出来上がっている業種や、単なる一過性のブームである、など懸念されるなら手を出さないほうが無難です。江戸時代から商売は千三(せんみつ)と言われ、成功は3/1000の可能性しかありません。以前の記事でも書きましたが、起業廃業率は最初のわずか数年で90%以上です。

人にも機械にも得意なタスクと苦手なタスクがあります。今後、自動運転の技術が発達しても、人の移送に関しては現在地から目的地まで簡単でしょうが、モノの移送となると目的地に着いてから玄関先や相手方に渡るまでは人の手が必要になります。小売店のレジも自動化が進むでしょうが、バックヤードからの商品の陳列などは人の手が必要になります。人にも同じことがいえ、苦手から逃げても必ず同じような壁に阻まれますので、逃げずに向き合うことが大切です。

事業体を俯瞰で見たとき、80点をクリアできている部分に関してはもう目を瞑りましょう。80点を90点にしたところで12.5%の伸び率に過ぎないので、ここに時間と資金を使うくらいなら、手薄になっている部分と向き合う方が50%以上の高い伸び率を期待できます。例えば、事業を継続する上で生命線となる売上目標として月次の入会者数を設定してください。現在、毎月安定した入会者がない教室はまずは1人を設定しましょう。1人はクリアしている教室は少しだけ高く設定して3人、間違っても高過ぎる目標は設定しないようにしましょう。0から1を達成した場合、それは100%アップです。3人中1人の場合は33%ですが、目標10人を設定して入会者1人の場合は10%の達成率となり、上記の得意分野の12.5%よりも低くなってしまいモチベーションの低下や今すぐしなければならないことから逃げることにも繋がってしまいます。目標は現実的な数値設定をしましょう。

投資でいうところの、『含み益は幻、含み損は現実』という考え方でしょうか。どれだけ努力しても0には何を掛けても0になってしまうので、明らかに足りていない部分と真剣に向き合う覚悟を持つことが肝要です。

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