大手FC業態が大量閉店している件

第1四半期の決算発表を受けて、FC(フランチャイズ)展開が主流の業態、例えばファミレスなどの外食産業や塾や教室などの教育産業の縮小が目立ってきています。これは勿論、新型コロナの影響が大きいとは思いますが、それよりも少し遡って去年10%への消費増税から消費の落ち込みが元に戻らないことも大きな要因です。そしてこれは日本全体の問題ですがオーナー(FC経営者)の高齢化の問題があるといわれています。例えばこの教室の近所のコンビニ、こちらもオーナー夫妻が交替制で毎日労働に従事しています。結局、一人の人件費を浮かせることで何とか維持出来る程度の収益しか上がらないなら、もう年も取ったし後継者もいないし一層のこと閉めてしまおうという結論に至るのは想像に易しいです。

弊社の一業態である子ども向けのプログラミングスクールは八尾にあるアーテックという教材メーカーにFC加盟して運営しています。 FCは一長一短があるのは当然ですが、 私はフランチャイジーという立場で語るとしたら、個別指導で全国展開してきたM塾などの学習塾が苦戦しているように今後も教育系フランチャイジーは難しい舵取りを迫られるのは必然と言い切れます。結局、高いロイヤリティを支払っても、看板やブランド、ノウハウなど受け取れるこちらフランチャイジー側のメリットが薄いことに尽きます。当教室はガチガチの契約に縛られているような運営ではないので、自由にピアノギター将棋などプログラミング以外のことも子供には教えています。昼間は厚労省の下部組織が認定する職業訓練のスクールとして、受講生には高いスキルを身につけてもらって再就職の支援をしています。このレベルのことをやっている教室や講師陣がいるスクールは大手を除けば皆無だと言い切れます。スクール業界を言い過ぎると同業批判にもなりかねないですが、極端な話をすると学歴も学力もない人間でも経営者になれます。ノウハウもスキルもない人間でも開業できちゃいます。これはおそらく、もうそんな時代じゃないよってタイミングなんでしょうね。FCの業態開発がされたとされる約40年前の昭和から現在の令和までよくやってきたな日本経済というのが感想です。

他業種で話をすると、外食産業が非常によく当て嵌まります。外食してここ不味いな酷い味だなって思ったこと最近ありますか?特に大手チェーンに限ればほぼないですよね?店舗によって差がないこと、再現性を重視すること、これがFCの強みと言えます。だから、美味いが普通、美味いがスタートラインでそれ以上に付加価値が乗っかって初めて儲かる商売です。例えば、モスバーガーなんてマクドナルドよりも美味しいからってことで選ばれていましたが、それも今や昔。モスの閉店ラッシュが止まらずマクドナルドはここ5年ほど好調を維持しています。結局、味や価格は戦略の要になるものではなく、集客に繋がる別の視点やツールがぴったりとはまった時に収益に影響が及ぶのだとよく分かります。

再現性という一点に限れば、アーテックのエジソンアカデミーというプログラミング教材はよく出来ていると思います。8割くらいの小学生はテキストに沿って最大限の学習効果を得られますが、2割の子供は理解するのに苦悩している印象です。あらゆる産業で高い再現性を担保することはユーザーの安心や評価に繋がります。ただ私は教育分野においてはそれが全てだとは思いませんが、まずは8割9割の大多数が出来ますよというレベルの可視化には重要な役割にはなると思います。そして、今は学校教育現場でも似たような考えが蔓延り、大多数の生徒が出来るレベルのことをやりましょうとなると、どんどん内容が低下していった結果、学力の低下が著しいといわれています。

この教室の生徒も複数の習い事に通っているケースが多く、高学年になると学習塾に通い始める子もちらほら見かけます。そして、そのタイミングで幼児期から続けていたピアノなどの習い事を辞めるケースも非常に多く、現実問題として費用と時間に直面するのは理解しますが、これは正直いって悲しい選択肢ですね。結局、学力を高めるためのお勉強を学校だけに任せておけばどんどん広がる教育格差に子供は曝される訳で、何とかするしかない現実、これは子供を持った親とすれば宿命的な出来事なんでしょうね。

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